こんにちは、社畜投資家のまるけんです。(@hikouki_mile）
みなさんは保険会社が提供している【個人年金】って利用されていますか？
私は10年以上前に契約して途中で掛け金を減額しましたが、今も継続しています。
契約したころは資産運用なんかには興味がなくギャンブルばっかりやっていました．．．
そんな時に将来のためや税金の節約になると言われて契約をしていました。
月日が経ち投資に目覚めたところで、個人年金って本当にお得なのか？また本当に必要なのかと思うようになりました。
そこでこのまま個人年金の運用を続けた場合と解約して投資に回した場合とでいろいろと比較してみました。
私が個人年金を続けた場合
まず私が個人年金をこのまま運用した場合の状況について整理しました。
毎月の積立金は約10000円で保険料の払い込み期間は65歳までになります。
受け取れる年金は毎年64万円で10年間となります。
したがって、加入を続けた場合は640万円が将来還ってくる計算になります。
この640万円を基準に解約して投資をした場合に得をするのか損をするのかを考えていきます。
あくまで私が運用している個人年金の場合になりますのでご了承ください。
解約した場合の解約返戻金
個人年金などの保険は途中解約した場合は、払い込んだ総額よりマイナスになることが多くあります。
ずぼらであまり管理していなかったので、すぐに解約返戻金が確認できませんでした。
最近はＷＥＢで確認できるようになっているので、手続きをしてやっと確認できるようになりました。
今月解約した場合の解約返戻金は約170万円となっていました。
途中で掛け金を減額したので、マイナスになるのかどうかわかりません．．．
それから今後毎月10000円を65歳まで積み立てた場合、約330万円になります。
合わせて500万円を資産運用した場合を試算したいと思います。
利率毎に将来の金額を計算する
利率毎に65歳到達時の金額を試算しました。運用期間は28年になります。年齢がばれる．．．
なお複利で計算し、税金は考慮していません。
計算はエクセルのＦＶ関数を利用しています。
＝ＦＶ（利率％、運用年数、毎年の運用額、現在の価値）
上記の関数で複利で将来の価値が計算されます。（運用額と現在の価値はマイナスで入力します）
毎年１％で運用した場合
解約返戻金の170万円を毎年１％の利率で運用した場合
224万6195円
毎月10000円を毎年１％で運用した場合
385万5492円
合計で610万1687円になります。
毎年１％では個人年金を続けたほうがお得になってしまいます。
毎年２％で運用した場合
解約返戻金の170万円を毎年２％の利率で運用した場合
295万9741円
毎月10000円を毎年２％で運用した場合
444万6145円
合計で740万5885円になります。
毎年２％になると個人年金のリターンを大きく上回りますね。
毎年３％で運用した場合
解約返戻金の170万円を毎年３％の利率で運用した場合
388万9477円
毎月10000円を毎年３％で運用した場合
515万1711円
合計で904万1188円になります。
このあたりになると税金を考慮したとしても、個人年金を余裕で上回れそうです。
毎年４％で運用した場合
解約返戻金の170万円を毎年４％の利率で運用した場合
509万7796円
毎月10000円を毎年４％で運用した場合
599万6110円
合計で1109万3906円になります。
毎年４％で運用し続けるのは難しいかもしれませんが、絶対に無理という非現実的な数値ではないと思います。
まとめ
私の場合は、個人年金を解約して解約返戻金と今まで積み立てていた金額を今後は株式等で運用していけば２％以上のリターンを続ければ解約したほうがお得になるという結果となりました。
毎年の節税額も馬鹿にならないのではないか？と言われるかもしれませんが、私の場合は毎年7000円ぐらいの節税になっているかと思います。それを28年続けた場合は19万6千円の節税になります。２％ぐらいで堅実に運用したほうが節税額より高いリターンを得ることができそうです。
全米株式などの指数にそった運用をする投資信託などであれば、１％を超えるリターンは容易に受け取ることができるのではないでしょうか。
また国内株式で現物を購入したとすると、将来に渡って配当金を受け取ることができますので個人年金が終了する75歳を超えてもリターンを受けることができます。
配当利回りが２～３％ぐらいであれば財務面も心配ない優良企業が選べると思います。
決めました！！
個人年金を解約します！！！
と覚悟は決まりましたが、これから嫁の説得になります。
ここが一番のハードルです。年利５％のリターンよりも難しいハードルです。
ただ諦めません。
現状維持は衰退です。
行動すれば結果は後でついてきますので、頑張ってまいります。
みなさんも個人年金は加入されていますか？
実際に節税額も含めてお得かどうか一度調べてみませんか。
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