日本でもお馴染みになってきたLCC(ローコストキャリア)ですが、個人的に思っているリスクを紹介したいと思います。
LCCに対して実際の経験から一番感じているリスクは【機材故障】です。
JETSTARを利用して成田へ行く計画をしていました。機材繰りの都合で出発遅れが続いていたので心配していましたが、定刻での出発予定で安堵していました。
しかし、使用機が到着してしばらく時間がたった頃にアナウンスがありました。
〖鳥に衝突して整備点検が必要になったため欠航となりました〗
( ゚Д゚)
【点検が必要になった】という部分がすごく気になったのでグランドスタッフの方に問い合わせました。
回答が衝撃的でした...
点検をできる整備士がいないとのこと(一一”)
どの空港にも整備士がいると思っていたのですが、地方空港には整備士を常駐させないこともあるようです。
いろいろと調べてみたのですが、始発便以外はパイロットによる点検で異常がなければ出発することができるようです。
さらに気になったのでJETSTAR以外も調べました。
ANAとJALは国内のすべての就航空港に整備士が常駐しているそうです。(海外の空港は確認するのを忘れました)
また、私がメインで利用する空港に就航する国際線のエアラインも確認しましたが、機材に不具合が発生した場合は点検を実施できる整備士がいるそうです。常駐していないエアラインもあるようですが、飛行機に乗っている搭乗整備士がいるそうです。
JETSTARだけがすぐに整備作業ができない体制でした...
国内の他のLCCは確認できていませんので、すべてのLCCが地方空港で整備士がいないわけではないかもしれません。また、JETSTARも成田や関空には整備士が常駐しているそうなので幹線空港の出発は心配なさそうです。
地方空港独自の問題になります(@_@)
ANAやJALでも鳥衝突の影響で欠航になったことがあるというのは聞いたことがあります。ただ、点検の結果として就航できないという判断になっています。
しかし、今回は点検する前に欠航の判断となりました。
夜の出発便であったため、関空や成田から整備士が点検にきても空港の運用時間内での出発が不可能だったそうです。
他の東京行きも出発済みで新幹線も間に合いません。夜行バスは満席でした。大事な予定があったので相当ショックでした。
点検をして翌日に臨時便として就航してくれましたが、結局のところ飛行機に異常はなかったそうです。余計に悔しい気持ちになりました。
この整備士不在による機材故障が、私が考える地方空港でのLCCの最大のリスクです。
でも、このリスクをはるかに上回るのが安い運賃になりますよね。
しかし、今回の経験から大事な用事があるときは多少高い運賃を払ってでもJALやANAにしようと思わされました。
JALやANAでも機材故障のリスクがゼロではないことは理解しています。機械なので仕方がないこともあります。
大手エアラインでは整備士常駐によるリスク軽減の費用も航空運賃の一部なのだと実感されられた経験でした。
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