こんにちは、社畜投資家のまるけんです。(@hikouki_mile)
飛行機が大好きな私にとって、コロナショックは非常につらい出来事となっています。
何故かというと空港に行っても飛行機が見れないんです...
私の地元のうどん県にある高松空港では、2020年4月末時点ではANAとJALがそれぞれ1日羽田を1往復しているのみです。
もともとは、ANAが羽田空港を6往復と沖縄を1往復、JALが羽田を7往復、JJPが1~3往復、ASVとCALがデイリー運航、CQHとHKEが週5便と多くの飛行機が毎日運航していました。
JJP=ジェットスター ASV=エアソウル CAL=中華航空 CQH=春秋航空 HKE=香港エクスプレス
それがたったの2往復ですよ... しかも昼から夕方にかけてなので、平日の夜にぶらっと空港に行って飛行機を見ていた私は最近飛行機がみれていません。
空港の営業時間も変更になり、お役所みたいな営業時間になっています...
☟高松空港HPより(2020年4月末時点)
土日に空港ターミナルに行くとこんな感じでガラガラでした。
お土産店もほとんど営業を停止していて閑散としていて寂しいかぎりです。
こんな状況ですので、航空会社は大きな打撃を受けています。
世界の航空会社ではすでに破綻してしまった航空会社もあります。
フライビーは、イギリスを拠点とする地域航空会社です。イギリスのEU離脱や原油高騰、通貨の急変などで業績が悪化していたところに、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけました。
トランス・ステイツ航空は、アメリカを拠点とする地域航空会社です。こちらも旅行客の激減により運航を停止しました。
コンパスエアラインもアメリカを拠点とする地域航空会社です。こちらも新型コロナウィルスの影響を受け運航停止となってしまいました。
ここまでの3社は比較的規模の小さい航空会社ではありましたが、次に破綻した航空会社が衝撃でした。
オーストラリア第2位の航空会社である、ヴァージン・オーストラリアの経営破綻です。
ヴァージン・オーストラリアを傘下に持つヴァージン・オーストラリア・ホールディングスは現地時間4月21日、日本の民事再生手続に当たる「任意管理」に入ったと発表されました。新型コロナウイルスの影響によるもので、事実上の経営破綻になりますが、運航は継続をするようです。
ヴァージン・オーストラリアは、全日本空輸(ANA/NH)とコードシェア(共同運航)に関する包括連携契約を1月17日に締結していました。コードシェアはヴァージン・オストラリアが運航するオーストラリアの国内線のほか、ANAの国内線と両社の日豪路線で展開する予定でした。国際線は現在運休していることから、現在のコードシェアはオーストラリアの国内線のみが対象となっています。経営破綻による提携への影響が心配されますね。
日本の航空会社は大丈夫なのでしょうか!?
定期航空協会の平子裕志会長は3月下旬、「過去に例のない未曽有の危機だ」と首相官邸に提出した資料で訴えたようです。この状態が1年続いた場合、業界全体の減収額は2兆円に達する恐れがあるそうです。ANAのほぼ1年分の売り上げにあたる額ですね。2~5月の減収額は約5000億円にのぼるとみられ、重症急性呼吸器症候群(SARS)やリーマン・ショックで被った減収額を既に超えています。
ANAとJALは今月、2020年1~3月期の連結最終(当期)損益の見通しを下方修正しています。ANAは約600億円の赤字、JALは約200億円の赤字に転落する見通しとなりました。
非常に厳しい状況になりますね。航空会社は固定費が非常に高くつく産業になります。飛行機は飛ばさなくてもリース料だったり整備費用は発生します。また、駐機料も発生し続けます。多くの従業員への賃金も発生します。
ANAもJALも手元資金の確保に向けて融資枠の増強などを進めており対策が進んでいるようです。
JALが経営破綻した時には、国が救済をしてV字復活して現在にいたっています。航空会社は日本経済にとって基盤となるインフラなので、国が見捨てることはないと思いますが現在の状況が長引くとどのような未来が待っているのか不安でたまりません。
飛行機が見れない日常だけは何としても避けていただきたい。
再び多くの飛行機が飛び交う空港に戻ってほしいものです。
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