台風の語源
熱帯地方で発生する低気圧のうち東経180°以西の北太平洋および南シナ海で、最大風速が毎秒17.2m(34kts)以上になったものを台風といいます。
台風という言葉は英語のtyphoonの訳として台風を「発達した熱帯低気圧の意味」で使用され始めてから100年も経過していない比較的新しい言葉です。
それ以前は単純に「暴風」などと呼ばれており、古くは「野分」と呼ばれていました。台風が現在と同じ定義で使われるようになったのは昭和26年頃からになります。
熱帯低気圧の分類
≪国際分類≫
最大風速
34kts未満 = トロピカル・デプレッション(TD)
34~47kts = トロピカル・ストーム(TS)
48~63kts = シビア・トロピカル・ストーム(STS)
64kts以上 = ハリケーン/タイフーン(T)
≪日本の分類≫
最大風速
34kts未満 = 熱帯低気圧
34kts以上 = 台風
台風の発生と消滅
気象庁では台風の発生を「天気図上で初めて台風と確認したとき」、消滅は「天気図上で確認できなくなったとき」と定義されています。
台風は1年間で平均26個ぐらいが発生しており、月別にみると8月が一番多く、一番少ないのは2月です。
台風の中心が北海道・本州・四国・九州のいずれかに達した時を上陸といいます。
台風シーズンというと9月のイメージが強い方が多いと思います。実は8月が発生数・上陸数ともに多くなっています。1年の上陸数は平均3個で、全体の1/3以上は九州に上陸しています。
台風の一生
台風の一生は【発生期】【発達期】【最盛期】【衰弱気】の4つに分けられます。
発達期では、中心気圧は急激に低くなり中心付近の最大風速も急速に強まります。
最盛期になると中心付近の最大風速は徐々に弱まりますが、暴風の範囲は広がります。
衰弱期では、中心気圧が高くなり中心の最大風速が弱まるのが普通ですが、温帯低気圧に変わっても、中には寒気の影響を受けて再び発達するものもあります。
日本に接近する台風は、主に最盛期と衰弱期のものになります。
台風の名前
台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本含む14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。
平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」の名前が付けられ、以後、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年はおおよそ26個ですので、おおむね5年間で台風の名前が一巡することになります。
なお、台風の名前は繰り返して使用されますが、大きな災害をもたらした台風などは、台風委員会加盟国からの要請を受けて、その名前を以後の台風に使用しないように変更することがあります。
また、発達した熱帯低気圧が東経180度より東などの領域から北西太平洋または南シナ海の領域に移動して台風になった場合には、各領域を担当する気象機関によって既に付けられた名前を継続して使用します。このため、下に記載されていない名前が付けられた台風もあります。
命名した国と地域 | 呼名 | 読み方 | 意味 | |
---|---|---|---|---|
1 | カンボジア | Damrey | ダムレイ | 象 |
2 | 中国 | Haikui | ハイクイ | イソギンチャク |
3 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Kirogi | キロギー | がん(雁) |
4 | 香港 | Yun-yeung | インニョン | カモの一種(オシドリ)。香港で人気のある飲み物の名前。 |
5 | 日本 | Koinu | コイヌ | こいぬ座、小犬 |
6 | ラオス | Bolaven | ボラヴェン | 高原の名前 |
7 | マカオ | Sanba | サンバ | マカオの名所 |
8 | マレーシア | Jelawat | ジェラワット | 淡水魚の名前 |
9 | ミクロネシア | Ewiniar | イーウィニャ | 嵐の神 |
10 | フィリピン | Maliksi | マリクシ | 速い |
11 | 韓国 | Gaemi | ケーミー | あり(蟻) |
12 | タイ | Prapiroon | プラピルーン | 雨の神 |
13 | 米国 | Maria | マリア | 女性の名前 |
14 | ベトナム | Son-Tinh | ソンティン | ベトナム神話の山の神 |
15 | カンボジア | Ampil | アンピル | タマリンド |
16 | 中国 | Wukong | ウーコン | (孫)悟空 |
17 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Jongdari | ジョンダリ | ひばり |
18 | 香港 | Shanshan | サンサン | 少女の名前 |
19 | 日本 | Yagi | ヤギ | やぎ座、山羊 |
20 | ラオス | Leepi | リーピ | ラオス南部の滝の名前 |
21 | マカオ | Bebinca | バビンカ | プリン |
22 | マレーシア | Rumbia | ルンビア | サゴヤシ |
23 | ミクロネシア | Soulik | ソーリック | 伝統的な部族長の称号 |
24 | フィリピン | Cimaron | シマロン | 野生の牛 |
25 | 韓国 | Jebi | チェービー | つばめ(燕) |
26 | タイ | Mangkhut | マンクット | マンゴスチン |
27 | 米国 | Barijat | バリジャット | 風や波の影響を受けた沿岸地域 |
28 | ベトナム | Trami | チャーミー | 花の名前 |
29 | カンボジア | Kong-rey | コンレイ | 伝説の少女の名前 |
30 | 中国 | Yutu | イートゥー | 民話のうさぎ |
31 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Toraji | トラジー | 桔梗 |
32 | 香港 | Man-yi | マンニィ | 海峡(現在は貯水池)の名前 |
33 | 日本 | Usagi | ウサギ | うさぎ座、兎 |
34 | ラオス | Pabuk | パブーク | 淡水魚の名前 |
35 | マカオ | Wutip | ウーティップ | ちょう(蝶) |
36 | マレーシア | Sepat | セーパット | 淡水魚の名前 |
37 | ミクロネシア | Mun | ムーン | 6月 |
38 | フィリピン | Danas | ダナス | 経験すること |
39 | 韓国 | Nari | ナーリー | 百合 |
40 | タイ | Wipha | ウィパー | 女性の名前 |
41 | 米国 | Francisco | フランシスコ | 男性の名前 |
42 | ベトナム | Lekima | レキマー | 果物の名前 |
43 | カンボジア | Krosa | クローサ | 鶴 |
44 | 中国 | Bailu | バイルー | 白鹿 |
45 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Podul | ポードル | やなぎ |
46 | 香港 | Lingling | レンレン | 少女の名前 |
47 | 日本 | Kajiki | カジキ | かじき座、旗魚 |
48 | ラオス | Faxai | ファクサイ | 女性の名前 |
49 | マカオ | Peipah | ペイパー | 魚の名前 |
50 | マレーシア | Tapah | ターファー | なまず |
51 | ミクロネシア | Mitag | ミートク | 女性の名前 |
52 | フィリピン | Hagibis | ハギビス | すばやい |
53 | 韓国 | Neoguri | ノグリー | たぬき |
54 | タイ | Bualoi | ブアローイ | お菓子の名前 |
55 | 米国 | Matmo | マットゥモ | 大雨 |
56 | ベトナム | Halong | ハーロン | 湾の名前 |
57 | カンボジア | Nakri | ナクリー | 花の名前 |
58 | 中国 | Fengshen | フンシェン | 風神 |
59 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Kalmaegi | カルマエギ | かもめ |
60 | 香港 | Fung-wong | フォンウォン | 山の名前(フェニックス) |
61 | 日本 | Kammuri | カンムリ | かんむり座、冠 |
62 | ラオス | Phanfone | ファンフォン | 動物 |
63 | マカオ | Vongfong | ヴォンフォン | すずめ蜂 |
64 | マレーシア | Nuri | ヌーリ | オウム |
65 | ミクロネシア | Sinlaku | シンラコウ | 伝説上の女神 |
66 | フィリピン | Hagupit | ハグピート | むち打つこと |
67 | 韓国 | Jangmi | チャンミー | ばら |
68 | タイ | Mekkhala | メーカラー | 雷の天使 |
69 | 米国 | Higos | ヒーゴス | いちじく |
70 | ベトナム | Bavi | バービー | ベトナム北部の山の名前 |
71 | カンボジア | Maysak | メイサーク | 木の名前 |
72 | 中国 | Haishen | ハイシェン | 海神 |
73 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Noul | ノウル | 夕焼け |
74 | 香港 | Dolphin | ドルフィン | 白いるか。香港を代表する動物の一つ。 |
75 | 日本 | Kujira | クジラ | くじら座、鯨 |
76 | ラオス | Chan-hom | チャンホン | 木の名前 |
77 | マカオ | Linfa | リンファ | はす(蓮) |
78 | マレーシア | Nangka | ナンカー | 果物の名前 |
79 | ミクロネシア | Saudel | ソウデル | 伝説上の首長の護衛兵 |
80 | フィリピン | Molave | モラヴェ | 木の名前 |
81 | 韓国 | Goni | コーニー | 白鳥 |
82 | タイ | Atsani | アッサニー | 雷 |
83 | 米国 | Etau | アータウ | 嵐雲 |
84 | ベトナム | Vamco | ヴァムコー | ベトナム南部の川の名前 |
85 | カンボジア | Krovanh | クロヴァン | 木の名前 |
86 | 中国 | Dujuan | ドゥージェン | つつじ |
87 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Surigae | スリゲ | 鷲の名前 |
88 | 香港 | Choi-wan | チョーイワン | 彩雲 |
89 | 日本 | Koguma | コグマ | こぐま座、小熊 |
90 | ラオス | Champi | チャンパー | 赤いジャスミン |
91 | マカオ | In-fa | インファ | 花火 |
92 | マレーシア | Cempaka | チャンパカ | ハーブの名前 |
93 | ミクロネシア | Nepartak | ニパルタック | 有名な戦士の名前 |
94 | フィリピン | Lupit | ルピート | 冷酷な |
95 | 韓国 | Mirinae | ミリネ | 天の川 |
96 | タイ | Nida | ニーダ | 女性の名前 |
97 | 米国 | Omais | オーマイス | 徘徊 |
98 | ベトナム | Conson | コンソン | 歴史的な観光地の名前 |
99 | カンボジア | Chanthu | チャンスー | 花の名前 |
100 | 中国 | Dianmu | ディアンムー | 雷の母 |
101 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Mindulle | ミンドゥル | たんぽぽ |
102 | 香港 | Lionrock | ライオンロック | 山の名前 |
103 | 日本 | Kompasu | コンパス | コンパス座、円や円弧を描くためのV字型の器具 |
104 | ラオス | Namtheun | ナムセーウン | 川の名前 |
105 | マカオ | Malou | マーロウ | めのう(瑪瑙) |
106 | マレーシア | Nyatoh | ニヤトー | 木の名前 |
107 | ミクロネシア | Rai | ライ | ヤップ島の石の貨幣 |
108 | フィリピン | Malakas | マラカス | 強い |
109 | 韓国 | Megi | メーギー | なまず |
110 | タイ | Chaba | チャバ | ハイビスカス |
111 | 米国 | Aere | アイレー | 嵐 |
112 | ベトナム | Songda | ソングダー | 北西ベトナムにある川の名前 |
113 | カンボジア | Trases | トローセス | キツツキ |
114 | 中国 | Mulan | ムーラン | 花の名前 |
115 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Meari | メアリー | やまびこ |
116 | 香港 | Ma-on | マーゴン | 山の名前(馬の鞍) |
117 | 日本 | Tokage | トカゲ | とかげ座、蜥蜴 |
118 | ラオス | Hinnamnor | ヒンナムノー | 国立保護区の名前 |
119 | マカオ | Muifa | ムイファー | 梅の花 |
120 | マレーシア | Merbok | マールボック | 鳥の名前 |
121 | ミクロネシア | Nanmadol | ナンマドル | 有名な遺跡の名前 |
122 | フィリピン | Talas | タラス | 鋭さ |
123 | 韓国 | Noru | ノルー | のろじか(鹿) |
124 | タイ | Kulap | クラー | ばら |
125 | 米国 | Roke | ロウキー | 男性の名前 |
126 | ベトナム | Sonca | ソンカー | さえずる鳥 |
127 | カンボジア | Nesat | ネサット | 漁師 |
128 | 中国 | Haitang | ハイタン | 海棠 |
129 | 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) | Nalgae | ナルガエ | つばさ |
130 | 香港 | Banyan | バンヤン | 木の名前 |
131 | 日本 | Yamaneko | ヤマネコ | やまねこ座、山野にすむ猫 |
132 | ラオス | Pakhar | パカー | 淡水魚の名前 |
133 | マカオ | Sanvu | サンヴー | さんご(珊瑚) |
134 | マレーシア | Mawar | マーワー | ばら |
135 | ミクロネシア | Guchol | グチョル | うこん |
136 | フィリピン | Talim | タリム | 鋭い刃先 |
137 | 韓国 | Doksuri | トクスリ | わし(鷲) |
138 | タイ | Khanun | カーヌン | 果物の名前、パラミツ |
139 | 米国 | Lan | ラン | 嵐 |
140 | ベトナム | Saola | サオラー | ベトナムレイヨウ |
世界の台風
日本の台風にあたるものは、北太平洋東部や北大西洋ではハリケーン、インド洋ではサイクロン、フィリピンではバギオと、その地方毎に呼び名があります。
これらは発生した場所が違うだけで、性質などは台風と全く同じであります。
台風並みの強さに発達した熱帯低気圧は熱帯の海で発生し、世界中で1年間におおよそ85個発生しています。
なお、南大西洋や南太平洋東部では、海面水温がやや低いことなどのために熱帯低気圧は発生しません。(海水温が26.5℃以上あれば、熱帯低気圧が発生したり発達したりします)地球温暖化の影響で、今後は 大西洋や南太平洋東部でも発生してくる可能性もあるかと考えられております。
台風の構造
台風の風
台風は大きな空気の渦巻きとなっていて、強い風が反時計回りに吹いています。
これは地球の自転の影響で、空気がまっすぐに気圧の高いところから低いところへいくことができずに、北半球では時計回りと反対に渦を巻くようにして気圧の低いところへ向かうからです。
台風による風は一般的に中心に向かうほど風速が強く、45㎞から150㎞位のところでは風がもっとも強く、さらに中心に近づくと台風の目になって風は弱くなります。
台風の進路と風向き
台風の中心が西側を通るときは風向きが時計回りに、反対の東側を通るときは反時計回りに変わります。
また、風向きがほとんど変わらずに風が強くなってくるときには、台風がまっすぐに接近してきているときで、台風の目に入ると風が急に弱くなり、目が通過すると風向きが反対となり強い風が吹き返します。
風速の分布
台風の進行方向に向かって右側では左側に比べて風がやや強く吹きます。
これは、右側では台風自身の風と台風を動かす流れの方向が同じため風が強くなります。
反対に左側ではそれらが逆になるためです。このため、台風の右側は危険半円と呼ばれ、左側は可航半円と呼ばれています。
暴風域と強風域
暴風域はおおむね毎秒25m以上の風が吹いている範囲をさします。
また、強風域はおおむね毎秒15m以上25m未満の風が吹いている範囲をさします。
台風の目
台風の中心にあって風がほとんどなく雲のない区域を台風の目と呼びます。
大部分が円形で長円形のものも20%ぐらいあります。直径は20~100㎞位で、平均すると40~50㎞位です。
台風が日本付近にくる頃には衰弱していたり、温帯低気圧に変わりかけていたりして、台風の目がはっきりしないことが多くあります。
雲の分布
台風の目は下降気流のため雲はありませんが、その周囲には台風に吹き込んだ強い風が上昇気流を作り、背の高い積乱雲の壁を作っています。
この雲の壁に向かってらせん状に吹き込む層雲の列があり、また壁から外に上層雲が吹き出ています。台風は一つ一つ様相が異なっていますが、雲の位置や大きさ、形、雲の種類などを整理して分類することにより、台風の中心気圧や最大風速などを推定することができます。
台風の雨雲
台風の目の周りは非常に発達した雨雲が取り巻き、猛烈な暴風雨となっています。
目の外側には激しい雨が降り続く内側降雨帯があります。中心から200~600㎞には外側降雨帯があって激しいにわか雨や雷雨があり、時には竜巻が起こります。
また、中心から400~1000㎞離れた所では、時には先駆降雨帯が停滞して大雨を降らせることがあります。
また、日本付近に前線が停滞しているときには、台風が南海上から接近してくると、かなり離れていても前線の活動が活発となり、大雨となることがあります。
台風の進路
台風は、上空の風に流されるように動き、わずかではありますが地球の自転の影響で北へ向かう性質があります。
低緯度の上空では常に東風が吹いているため、台風は西へ流されながら北上します。上空の風の流れが弱くなると、台風はゆっくり北上し、中・高緯度帯にはいると上空では強い西風が吹いているため早い速度で北東から東に進みます。
台風は、春先は低緯度で発生し、そのまま西に進んでフィリピンあたりに向かいますが、夏になるにつれて発生する緯度が高くなり、向きを変えて日本へ向かうものも多くなってきます。
秋が深まるにつれて、台風は低緯度で発生するようになり、再びほとんど西へ進んでフィリピンあたりに向かい、一部は日本の南海上を北東へすすむようになります。
秋台風
9月以降、太平洋高気圧が弱まってくるときに日本付近に近づいてくる台風を秋台風と呼びます。
南海上から放物線を描いて日本を縦断するようなコースをとり、足早に通り過ぎるものが多くあります。秋雨前線の活動を活発にして大雨を降らせる場合が多くあります。
台風のエネルギー
台風をはじめ熱帯低気圧は、空気中の水蒸気が水に変わるときに発生する熱をエネルギー源として、発達したり勢力を維持したりしています。
このため、台風は海面水温が27℃以上で空気中の水蒸気が豊富な熱帯の海上で発生しますが、温帯や寒帯、陸上では発生しません。
発達と衰弱の仕組み
熱帯地方で空気が渦をつくると中心付近で強い上昇気流をつくり積乱雲を発達させます。
発達した積乱雲の中では水蒸気が水滴に変わり激しい雨が降りますが、この時に多量の熱が発生し、中心付近の空気を暖めます。
暖かい空気は軽いので中心付近の気圧が下がって下層の空気が、いっそう強く吹き込み、中心付近ではより強い上昇気流ができます。
このような一連の過程で台風は勢力を保ち、発達していきます。台風が上陸した場合に急速に衰えるのは、地表面との摩擦によってエネルギーが失われると同時に水蒸気の補給が断たれるからです。
まとめ
近年は台風による被害が増えてきていると感じます。
飛行機は台風による影響が大きいので早くに欠航が決まったりしているかと思います。
温暖化の影響もあり、日本付近を通過する台風の移動速度が遅くなっているという情報もあります。
2020年はまだ台風が発生はしておりませんが、今年は大きな被害がないことを祈っております。
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